mineral cream
2002/11/17up

シャガの足は右足がむくんでいて、鈍痛があります。少し静脈瘤があるらしい。
最近のことです。ホテルで足裏マッサージをしてもらいました。
姉も膝痛がミネラルクリームを塗ってもらって良くなったらしい。
家に帰って高価だったけどミネラルクリームを買って試してみた。
すると、シャガの足もむくみがとれたのです。
このミネラルクリームでリンパ節のマッサージをするのです。
・・・
ミネラルって鉱物のことだよね。
鉱物と言ったら「麦飯石パウダー」ならあるけどどう?
・・というわけで、作ってみました。2002/11/11


2003/2/8更新
オイルの用量と、麦飯石パウダーの量を変えました。最初は、オイル合計220ml
麦飯石パウダー20g、EMセラミックパウダー10gで作ったのですが、ニベアクリームに近い固さです。
だから、オイルは手作りの薔薇のクリームのレシピと同じにし、パウダーも減らしました。

以前のクリームは、寒いところの仕事でも足が冷えないと、姉や姪が言っていました。が・・
顔に使うと、翌朝肌がつっぱった感じがします。これは、麦飯石の吸着作用のためです。
この吸着力の強さは、麦飯石が多孔質で、主成分が無水珪酸、酸化アルミであるからだと言われます。
だから、石の吸着作用が脂肪分などの分泌物をとってしまい、乾性肌には辛いので加減が必要です。
でも、にきびで悩んでいる方には、朗報ですね。

麦飯石が薬用として使われたのは、はじめ中国だったようです。11世紀に宋から出た「本草図経」
また、明の時代李時珍の編著による「本草綱目」で「麦飯石の性質は甘、温、無毒で、皮膚に吹き出す
すべての癰腫、疽腫(はれもの、吹き出物など、すべての皮膚病のこと)にききめがある」と紹介されているようです。
本物を読んだことはないので、聞きかじりですよ。
11月に最初のクリームを作って、今は3回目のクリームを使っています。わが家族と姉の家族の分も作るので
あっという間になくなってしまうんです。それで次々に分量が変わっていきます。
翌朝の肌の状態で、何が多くて何が少ないのか50代の大事なお肌で実験しているようなものです。
今は、ラノリンを加えたり、絹糸をパウダーにしたセリシン(アミノ酸)を加えたり、楽しくやっています。

もちろん、足のむくみの悩みは解消しましたよ。


材料 オイル合計  240ml


ひまし油        100ml


ピーナッツ油     90ml


マカデミアナッツ油 50ml


オレンジフラワーウォーター             100ml

密ロウ         30g


麦飯石微粉末パウダー5g






















EMXセラミックパウダー
              5g





ラノリン       小さじ1



ひまし油は、髪と肌を保護する。ケーシーのリーディングで、よく使われるオイル
 
ケーシーのリーディングで、ピーナッツ油のマッサージをするものは、関節炎の心配をする必要がないそうです.

皮脂中の必須脂肪酸パルチミン酸を含有していることが分かっている唯一の植物油.

ネロリエッセンシャルオイルをとった後の蒸留水。


驚くほど肌を柔らかくし、毛穴をふさがないそうです。


麦飯石微粉末パウダーについて
              
【麦飯石に含まれる成分】
無水珪酸 69.76%
酸化アルミニウム 14.01%
酸化第一鉄 1.40%
酸化第二鉄 1.29%
酸化マグネシウム 3.55%
酸化カルシウム 2.00%
酸化ナトリウム 3.16%
酸化カリウム 3.19%
酸化チタン 0.30%
五酸化リン 0.26%
酸化マンガン 0.02%
化合水・付着水 1.06%



EMXセラミックパウダーについて

EMは自然界に生息する微生物を集めて培養したもので、人工的に作り出したものでなく、EMに含まれる微生物のほとんどは、酒や、味噌、チーズなどの発酵食品に使われているものと同じだそうです。
EMXとは、EMの作り出す代謝物などを特殊な技法により、抽出、精製した飲料水です。
EMXセラミックパウダーとは、EMXを粘土に混入させ、焼いたセラミックスの微粉末。

右がEMXセラミックパウダー(7ミクロン)、左が麦飯石パウダー

作り方 @材料を計って、オイルと蜜蝋を溶かす。

Aオレンジフラワーウォーターを湯煎し暖める。

B蜜蝋とオイルの溶液にオレンジフラワーウォーターを加える。








C麦飯石パウダーとEMXセラミックパウダーを加える。




D最後にエッセンシャルオイルを加えました。
フランキンセンス   5滴
ローマンカモミール  5滴






@オイルと蜜蝋を鍋に入れ湯煎したが、湯煎ではなかなか溶けないので、最後は弱火で火にかけました。

Aオレンジフラワーウォーターを石けん作りの時に使う、苛性ソーダ液を入れる瓶(蓋に2つ穴を開ける)に入れます。

Bこれは、石けん作りの要領、マヨネーズを作る要領です。暖まったオイルに化成ソーダ液を加える要領と同じです。右手は絶えず撹拌し続け、左手に持った瓶から様子を見ながらオレンジフラワーウォーターを加えます。オイルとオレンジフラワーウォーターが同じ温度であることが成功の鍵です。

Cこの写真の麦飯石パウダーは、20gも入れてしまった。
この位の量を作っても、全身に使うのであっという間になくなってしまいます。
使用感はなめらかで良くのびます。顔と全身のマッサージに使えます。
リンパ節のマッサージ方法は、専門書で勉強されることをお勧めします。
最近「ためしてガッテン」でリンパマッサージ方法やっていましたね。

Dフランキンセンスは、老化肌に効果があります。
カモミールは、筋肉痛と関節炎のような症状での炎症を生じた関節に、マッサージで使用できます。これは、捻挫、炎症を起こした腱、前膝蓋襄炎にとても有効だそうですが、血管収縮作用もあります。人間も鉱物もエッセンシャルオイルも、うかがい知れない微妙なバランスで存在しているのでしょう。
(パトリシア・デービスのアロマテラピー事典参照)



もどる つぎへ